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情報コーナー

大腸がんについて

 大腸がんは2018年の罹患数(新たに診断された患者さんの人数)の順位が男性3位、女性2位で、男女を合わせた総数では1位となっています。また大腸がんは2020年のがん死亡数の順位が男性3位、女性1位、男女を合わせた総数では2位となっています。大腸がんは罹患数、死亡数とも多いがんであり、早期発見、早期治療が重要と言えます。


 大腸がんの危険因子は年齢(50歳以上)、大腸がんの家族歴、高カロリー摂取および肥満、過量のアルコール、喫煙があります。


大腸がん検診では便中の血液を検出する便潜血検査が用いられています。便潜血検査で異常を認めた場合には精密検査として大腸カメラが推奨され、何らかの理由で大腸カメラを受けることが難しい場合には大腸バリウム検査を受けることが推奨されます。尚、便潜血検査を再度行うことは精密検査ではありませんのでご注意ください。

 

早期がんと進行がんの違いは?

 大腸がんは大腸の粘膜という大腸の壁の一番内側から出てきます。早期がんは大腸の壁の浅いところにあるがんで、進行がんは大腸の壁に深く入り込んだ癌です。早期がんは転移の危険が少なく、早い段階なら内視鏡治療で治る可能性があります。進行がんはリンパ節や他の臓器に転移する可能性があり、手術や抗がん剤治療などの治療が選択されます。


大腸がんの症状は?

早期がんではほとんど症状がありません。進行がんになると症状が出てくる可能性があります。出る可能性のある症状はおなかが張る、便に血が混じる、便が細くなる、便秘などです。症状が出る前に大腸がんを見つけた方が良いです。

 

大腸がんを見つけるには?

大腸がんを早期に見つけるために定期的に大腸がん検診を受け、大腸がん検診で異常があったら精密検査を受けましょう。


参考;国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

(2022年5月16日)

大腸ポリープについて

ポリープとは

 ポリープとは隆起している病変のことで、大腸ポリープの中にはがん、腺腫(せんしゅ)、過形成性(かけいせいせい)ポリープ、炎症性ポリープ、若年性ポリープなどがあり、大腸カメラで見つかる頻度が多いのは腺腫や過形成性ポリープです。内視鏡でポリープを観察した際にポリープの種類を判別することが容易なこともあれば、難しい場合もあります。

 大腸腺腫とは

大腸腺腫は大腸粘膜から出てきた良性の腫瘍です。多くの大腸がんは大腸腺腫から発生すると言われており、大腸腺腫は大きさが大きいほどがんを含んでいる確率が高くなる傾向にあります。大きさが6mm以上の大腸腺腫ついては切除することが推奨されています。

過形成性ポリープとは

過形成ポリープは大腸の粘膜が厚くなったような病変で、がんになる危険は低いため、切除する必要性は低いです。※大きいものは切除することはあります。


参考文献 日本消化器病学会 大腸ポリープ診療ガイドライン2020

(2022年5月9日)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)と帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹とは? 

 帯状疱疹は痛みを伴う発疹が片側だけに出るのが特徴で、体の様々な部位に出る可能性があります。日本人では80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。

帯状疱疹の原因は水ぼうそうのウイルスです。子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体の中に潜んでいて、体力が落ちた時などに帯状疱疹として発症します。

治療はのみ薬が使われることが多く、発症して早めに使用すれば治るのを早めてくれます。痛みが強い場合は痛み止めを併用することもあります。

発疹は1~2週間程で治ることが多いですが、その後も痛みが続くことがあり、つらい痛みに悩まされることがあります。


帯状疱疹のワクチンとは?

 水ぼうそうのワクチンは帯状疱疹の予防効果がありますが、予防効果が50%程、持続期間が5年程度とされています。

2020年1月に発売されたシングリックスという帯状疱疹のワクチンは、予防効果が90%程とされ、年数が経つと少し予防効果が下がりますが年までは効果が持続することが確認されています。

帯状疱疹のワクチンは50歳以上の方が対象となります。

シングリックスの副反応には注射部位の痛みや腫れなどがあり、数日以内に治まることが多いです。

(2022年4月19日)

胃がんについて

 胃がんの原因は?

ほとんどの胃がんはピロリ菌が原因とされています。ピロリ菌感染がある方は胃がんが出てくる可能性があります。ピロリ菌を除菌すると胃がんが出てくる危険を少し減らすことができますが、胃がんの危険がなくなるわけではありません。

 

早期がんと進行がんの違いは?

 胃がんは胃の粘膜という胃の壁の一番内側から出てきます。早期がんは胃の壁の浅いところにあるがんで、進行がんは胃の壁に深く入り込んだ癌です。早期がんは転移の危険が少なく、早い段階なら内視鏡治療で治る可能性があります。進行がんはリンパ節や他の臓器に転移する可能性があり、手術や抗がん剤治療などの治療が選択されます。

 

胃がんの症状は?

早期がんではほとんど症状がありません。進行がんになると症状が出てくる可能性があります。出る可能性のある症状は腹痛、吐き気、食欲がなくなる、血を吐く、黒い便などです。症状が出る前に胃がんを見つけた方が良いです。

 

胃がんを見つけるには?

胃がんを早期に見つけるために定期的に胃カメラを受けることが勧められます。特にピロリ菌が感染している方やピロリ菌除菌後の方は定期的な胃カメラを受けることが勧められます。

 ※ピロリ菌感染が全く無い方でもまれに胃がんが出てきたり、それ以外にも食道や十二指腸の異常が見つかることがあります。そのためピロリ菌感染が全く無い方が胃カメラを受けなくてよいということではありません。


胃がんはみつけやすいか?

進行がんは胃カメラで見てわかりやすいものが多いですが、逆に早期がんは胃カメラで見てもわかりにくいものが多いです。他の粘膜より少し赤い、少しへこんでいる、少し盛り上がっているなど、見慣れていないと見逃してしまう可能性があり、胃炎と紛らわしいものも多いです。定期的に胃カメラを受けていると胃がんが出てきた時に早く見つけられる可能性があります。

(2022年4月8日)

ピロリ菌について

 ピロリ菌は1983年に発見されました。正式名称はHelicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ)です。昔は井戸水から感染する機会が多かったようですが、最近は上水道が整備されたことで感染の機会が減っています。現在は免疫力がまだ発達していない幼い時期に親や祖父母などから箸やスプーンなどを介して感染することが多いようです。

 ピロリ菌はヒトに感染すると、主に胃の中で生息します。ヒトの胃の中はpH 2程度の強い酸性環境ですが、ピロリ菌はウレアーゼという酵素で胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、胃酸を中和することで胃の中でも生きられます。

 ピロリ菌は胃炎、胃かいよう、十二指腸かいよう、胃がんなどの原因となります。ほとんどの胃がんはピロリ菌に感染したことのある方に発生します。そのためピロリ菌に感染しているとわかったら、早めに除菌することが勧められます。

 ピロリ菌の除菌は3種類の薬を7日間内服して行います。問題なく内服を終えられる方が多いですが、除菌薬の副作用で下痢、じんま疹、肝機能障害などが出ることがあります。 

 ピロリ菌の除菌が成功した場合は、除菌が成功しなかった場合と比べて胃がんの発生率は徐々に減少していきます。ただし、ピロリ菌の除菌が成功しても胃がんの危険がなくなるわけではありません。そのためピロリ菌に感染している方はもちろん、ピロリ菌の除菌が成功した方も定期的に胃カメラを受けるよう推奨されています。

(2022年3月17日)

がん予防について

 国立がん研究センターのホームページでは、がんに関する様々な情報を公表しており参考になります。

 がん予防については、「禁煙する」、「節酒する」、「身体を動かす」、「適正体重を維持する」、「食生活を見直す」という5つの健康習慣を実践することでがんリスクをほぼ半減することができるとされています。下のリンクから閲覧できますので是非ご覧いただき、実践していただければと思います。

科学的根拠に基づくがん予防:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

(2022年3月15日)